薬が効きやすくする体つくり

今日はお休みだったので、先輩鍼灸師に会って来ました。

先日の国際学会での講演内容について議論しました。

講演内容は、「結核の治療に、抗生物質とお灸を併用したら、抗生物質だけの場合より早く回復する」という研究結果を発表していました。

(詳しくはモクサアフリカまで。)

この話題を提供すると、その先生は「その結果は、私自身が体で感じた事と共通するから理解できる」と言っていました。

 その先生はご自身が肺がんの放射線治療を受けた経験があり、治療と治療の間(次の放射線治療まで数カ月空けるのだそうです。それを数回繰り返す治療だったそうです。)鍼灸治療を受けていたそうです。放射線治療は体力を消耗する治療です。間に鍼灸治療で体力をつけたことで、次の治療を受けるても疲弊しなくて済んだそうです。

薬を効かせるためには体力がなくてはいけません。体が薬を処理し、その効果を発揮できる体力がなくてはいけません。その手助けが鍼灸にできる、と先生はおっしゃっていました。

(鍼よりもお灸の方が効果が高いようです)

 その病気を治す目的ではなく、治っていくための体力つくり、薬が効果を発揮しやすい体つくりのために鍼灸を活用してみてはいかがでしょうか。

「良い草木を育てるためには、良い土壌が必要だ」そんなイメージでしょうか?

 

上手く説明できませんでしたが、今日の会合の収穫をご報告致しました。

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。